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環境にやさしい建築素材:版築

January 21, 2021 CReative ARchitecture

環境にやさしい建築素材として、再生可能なエコ資材で持続可能なサステナビリティの版築が建築技術として注目されています。版築は、何千年も前から行われてきた昔からある施工方法です。よく知られる例には、中国が騎馬民族の侵攻から国を守るために作った万里の長城が有名です。他にも近代建築の壮大なモロッコのカスバや、スペインのアルハンブラ宮殿でも使われた施工技術です。それが現代建築にも受け継がれて、最近ではサステナビリティな建築資材を使った壁でも使われだして、脚光を浴びています。

版築壁は単にサステナビリティな建築資材と言う事で利用者が増えたのではなく、サーマルマスで強度や耐久性も高く、何より見た目が綺麗だからです。これを用いた住宅は、自然の温かさや美しさを加える事ができ、大地と繋がっているような気持になれます。そこで以下に住宅建材として、どのようなものなのかを詳しく紹介します。

版築は、砂利や砂や知ると粘土などの材料を混ぜ合わせて、平らな板と板の間や型枠に注入して、固めて施工されます。固まったら平らな板と板を剥がせば、壁状に加工できます。昔は平板でサンドして圧縮して木の杭を打って固めていましたが、現在はその工程を機械でできるようになりました。混合物は一旦設置してしまうと配管設備やコンセントなどのコード類の設置が出来なくなるため、建築時には先に配管設備やコンセントなどの内部の設備を設置する必要があります。

そしてオーストラリアにある現代の版築版のほぼ全ては、安定処理が施されています。安定処理とは、強度や耐久性をアップさせる為に、混合物に少量のセメントを加えて強度を高めています。セメントで強化するだけでなく、耐用期間をさらに延ばすために、通気性のあるシーラーでコーティングされます。安定処理された壁材は、外壁に用いる場合は、厚さ300mmのものが使われ、屋内用や室内用にはそれよりも薄い200mmから300mmの厚さのものが一般的に使われています。

断熱効果を高めた壁材では、400mm以上の厚さの物が用いられます。そしてさらに断熱性を高めるために、400mm以上厚さの壁の内部に50mm圧の発泡スチロールが入ったものもあります。発泡スチロールが入る事で、熱抵抗値であるR値を大幅に上げる事が可能です。外壁に使えば外気の暑さと寒さの侵入を防ぐ事が出来て、室内のエアコンの冷暖房に掛かる電気代を大幅に抑える事が出来ます。熱以外にも耐火性にも優れていて、オーストラリアでは山火事から家を守るために使われています。

カテゴリー: 材料・素材

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